メニュー
スマイルゼミ
カテゴリー
yu-to
オンライン家庭教師/ブログ運営
本ブログを運営しているyu-toと申します。

勉強は”孤独”です。
塾に行っていても、友達と勉強していても、最後はどれだけ孤独と戦えるかが重要です。

このブログでは、孤独と戦う受験生や社会人になってから学び直している人、子供に勉強を教えるお母さんお父さんに向けてなるべく途中式を飛ばさずに解説をまとめています。

少しでも助けになると幸いです。
LINE無料相談こちらをクリック

【三角比】『三角二次不等式』三角比が含まれた二次不等式

  • URLをコピーしました!

スタサプ高校・大学講座

14日間無料体験 >>

目次

三角二次不等式

今回は三角比が含まれた二次不等式の問題を扱います。

\(\sin\theta\), \(\cos\theta\), \(\tan\theta\) が含まれていると嫌になる人もいるかもしれません。でも大丈夫です!三角比の公式を活用して、順を追って解いていけば答えを導けますので安心してくださいね!

まずは、解法の手順と三角比の定義を確認してから例題を解いてみましょう!

三角二次不等式の解法手順

STEP1 三角比を揃える
STEP2 三角比を文字に置く
STEP3 二次不等式を解く
STEP4 一次不等式を解く

STEP
三角比を揃える

\(\sin\theta\), \(\cos\theta\), \(\tan\theta\) が \(1\) つの式に混在している場合は、どれか \(1\) つに揃えましょう!

STEP
三角比を文字に置く

例えば、\(\sin\theta=t\) のように三角比のままだと扱いにくいので他の文字に置き換えましょう!

STEP
二次不等式を解く

文字に置くと、\(2t^2+t-1\leq 0\) のように一般的な二次不等式になります。

STEP
一次不等式を解く

STEP3の二次不等式を解くと、\(\cos\theta \leq -1\), \(\displaystyle\frac{1}{2}\leq \cos\theta\) のような \(2\) つの三角一次不等式が出てきます。

↓三角一次不等式が不安な方はこちらをチェック

三角二次不等式の問題

以下の不等式が満たす \(\theta\) の範囲を求めよ。

\(2\sin^2\theta-\cos\theta-1\leq 0\) \((0^\circ\leq \theta \leq 180^\circ)\)

理系大学レベル別おすすめ数学テキスト
>>

答案の例

\(\sin^2\theta+\cos^2\theta=1\) より \(-2\cos^2\theta-\cos\theta+1\leq 0\)

\(\cos\theta=t\) とおくと、

 \(-2t^2-t+1\leq 0\)
 \(2t^2+t-1\leq 0\)
 \((2t-1)(t+1)\geq 0\)
 \(t\leq -1\), \(\displaystyle\frac{1}{2}\leq t\)

よって、\(\cos\theta \leq -1\), \(\displaystyle\frac{1}{2}\leq \cos\theta\)

f:id:smohisano:20210829175120p:plain

\(0^\circ\leq \theta \leq 180^\circ\) より \(-1\leq \cos\theta\leq 1\) なので、

\(\theta=180^\circ\), \(0\leq \theta\leq 60^\circ\)

解説

三角比の種類を揃えるために使用できる公式はこちらです。

三角比の相互関係

\(\sin^2\theta+\cos^2\theta=1\) \(\cdots\) ①

\(\displaystyle\frac{\sin\theta}{\cos\theta}=\tan\theta\) \(\cdots\) ②

\(\tan^2\theta+1=\displaystyle\frac{1}{\cos^2\theta}\) \(\cdots\) ③

今回は、与式に \(2\sin^2\) が含まれているので、公式 \(\sin^2\theta+\cos^2\theta=1\) を使用する

\(\sin^2\theta=1-\cos^2\theta\) となり、与式に代入すると、\(-2\cos^2\theta-\cos\theta+1\leq 0\) となる。

三角比 \((\cos\theta)\) を文字に置き換える。

 \(-2t^2-t+1\leq 0\)
 \(2t^2+t-1\leq 0\)
 \((2t-1)(t+1)\geq 0\)

二次不等式を解くと、\(t\leq -1\), \(\displaystyle\frac{1}{2}\leq t\)

置き換えた文字 \(t\) を三角比に戻す

 \(\cos\theta \leq -1\), \(\displaystyle\frac{1}{2}\leq \cos\theta\)

f:id:smohisano:20210829175120p:plain

\(0^\circ\leq \theta 180^\circ\) より \(-1\leq \cos\theta\leq 1\) なので、

\(\cos\theta\leq -1\) は、\(\cos\theta=-1\) となる。

※ \(\cos\theta\) は、\(-1\) より小さい数字にならない。

よって、\(\theta=180^\circ\), \(0\leq \theta\leq 60^\circ\)

 おわりに

今回は、三角比が含まれた二次不等式の問題でした。

今回の問題が難しく感じた人は、三角比の定義もしくは三角比が含まれた一次不等式が理解できていない可能性があります!

さいごまで記事を読んでいただきありがとうございました!

数学は、時間をかけて勉強すれば誰でも成績を上げられます!

しかし、時間には限りがあります。

アプリや塾/家庭講師など自分に合ったサポートを取り入れることで、限りある時間を効率的に使うことができます。

自走して学習が進められる人
日々の悩みを解決できるコーチング面談や日々の学習計画を見直せるサポートがおすすめです。

自走して学習が進められない人
毎週講師による授業をしっかり受けて、宿題を設定してもらうサポートがおすすめです。

>>

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメントはお気軽に♪

コメントする

目次