公務員試験対策(不等式)
今回は公務員試験対策問題として、不等式の問題を扱います!
今回の不等式の問題のポイントは、「黒字」と「赤字」というワードです。
この 2 つのワードから不等式が思い浮かぶでしょうか?浮かばなかった人はここで確認できてよかったです!
黒字ということは、
売り上げが仕入れ値を上回ったということで、
「(売り上げ) > (仕入れ)」という不等式が成り立ちますし、
赤字ということは、
仕入れ値が売り上げを上回ったということで、
「(仕入れ) > (売り上げ)」という不等式が成り立ちます。
では、実際に問題を解いてみましょう!
不等式(問題)
ある品物を \(25\) 個仕入れ、原価の \(2\) 割の利益を見込んで定価を設定し、販売した。しかし、売れ残りが発生したので、定価の \(4\) 割引きで販売したところ全て売れた。後ほど調べると、あと \(1\) 個でも定価で販売できていなかった場合、赤字となっていたことがわかった。定価で販売した品物は何個か。
1. 13 個
2. 14個
3. 15個
4. 16個
5. 17個
解説
〈前提〉
原価とは、商品やサービスを提供する際の元となるお金、あるいは、提供するために使ったお金のことを指します。
今回なら、仕入れた品物の値段のことです。
定価とは、実際にものを売るときの値段を指します。
今回なら、\(2\) 割の利益を見込んで設定した値段のことです。
原価を \(x\) 円、定価で販売した品物の個数を \(y\) 個 とおくと、
\(2\) 割の利益を見込んだ定価は、\(1.2x\)
売り上げは、\(1.2xy\)
定価の \(4\) 割引きは、\(0.6\times 1.2x\))
売り上げは、\(0.6\times 1.2x(25-y)\)
黒字だったことより、
「(売り上げ) > (仕入れ値)」となるので、
\(1.2xy+0.6\times 1.2x(25-y)>25x\)
\(1.2y+0.6\times 1.2(25-y)>25\)
\(1.2y+0.72(25-y)>25\)
\(0.48y>7\)
\(y>14.5\cdots\)
よって、正答は \(3\)
おわりに
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