メニュー
スマイルゼミ
カテゴリー
yu-to
オンライン家庭教師/ブログ運営
本ブログを運営しているyu-toと申します。

勉強は”孤独”です。
塾に行っていても、友達と勉強していても、最後はどれだけ孤独と戦えるかが重要です。

このブログでは、孤独と戦う受験生や社会人になってから学び直している人、子供に勉強を教えるお母さんお父さんに向けてなるべく途中式を飛ばさずに解説をまとめています。

少しでも助けになると幸いです。
LINE無料相談こちらをクリック

【対数関数】『最大値・最小値』対数を含んだ関数の最大値・最小値の求め方

  • URLをコピーしました!

スタサプ高校・大学講座

14日間無料体験 >>

目次

対数関数の最大値・最小値

今回は対数関数の最大値・最小値の求め方についてです!

対数関数の最大最小を求める問題を理解するためには、二次関数の最大最小の問題を習得しておく必要があります。

↓二次関数の最大値・最小値の問題はこちら

対数が含まれている場合の計算手順は、

① 対数を整理(底を揃える)
② 対数部分を文字に置き換える
③ 二次関数として解いていく

となります。

まずは必要な公式をチェックしていきましょう!

対数関数の底の変換公式

底の変換公式

 \(\log_a b=\displaystyle\frac{\log_c b}{\log_c a}\) \(\cdots\) ①

底が違うと計算も出来ないですし、文字に変換することもできません。

↓底の変換公式が不安な方は、こちらをチェック

あわせて読みたい
【対数関数】『底の変換公式』底の変換公式を用いた計算問題 【底の変換公式】 ↓今回扱う例題です。  \((\log_2 9+\log_4 3)\log_3 4\) それぞれの対数を見てみると、  \(\log_2 9\):底 \(2\) \(\log_4 3\):底 \(4\) \(\log_...

対数のその他の公式

\(a>0\), \(a\neq 1\), \(M>0\), \(N>0\), \(k\) が実数のとき、

 \(\log_a M+\log_a N=\log_a MN\) \(\cdots\) ②

 \(\log_a M-\log_a N=\log_a \displaystyle\frac{M}{N}\) \(\cdots\) ③

 \(k\log_a M=\log_a M^k\) \(\cdots\) ④

これらの公式も、対数の方程式を整理するために使用します。

ではここから例題を解いてみましょう!

対数関数の最大値・最小値の問題

\(1\leq x\leq 8\) のとき、関数 \(y=(\log_2 x)^2+8\log_{\frac{1}{4}} 2x+\log_2 32\) の最大値と最小値を求めよ。

理系大学レベル別おすすめ数学テキスト
>>

解説

底が異なると対数部分を文字に置き換えることができないため、底の変換公式を用います。

\(8\log_{\frac{1}{4}} 2x\) の底を \(2\) にする。

底の変換公式

 \(\log_a b=\displaystyle\frac{\log_c b}{\log_c a}\)

\(8\log_{\frac{1}{4}} 2x=8\cdot \displaystyle\frac{\log_2 2x}{\log_2  \displaystyle\frac{1}{4}}\)

右辺の分子と分母に公式②と公式③、それぞれを使用する。

\(8\log_{\frac{1}{4}} 2x=8\cdot \displaystyle\frac{\log_2 2+\log_2 x}{\log_2 1-\log_2 4}\)

\(\log_2 2=1\), \(\log_2 1=0\), \(\log_2 4\) より

 \(=8\cdot \displaystyle\frac{1+\log_2 x}{0-2}\)

 \(=8\cdot \displaystyle\frac{1+\log_2 x}{-2}\)

 \(=-4\times (1+\log_2 x)\)

よって、

(与式)\(=(\log_2 x)^2+\) \(8\log_{\frac{1}{4}} 2x\) \(+\log_2 32\)

 \(=(\log_2 x)^2\) \(-4\times (1+\log_2 x)\) \(+\log_2 32\)

 \(=(\log_2 x)^2-4-4\log_2 x+5\)

 \(=(\log_2 x)^2-4\log_2 x+1\)

\(\log_2 x=t\) とおくと、式と定義域が変わります。

\(\log_2 x=t\) のグラフを描いてみます。

f:id:smohisano:20210803195531p:plain

\(1\leq x\leq 8\) なので、グラフより \(0\leq t\leq 3\) となる。

よって、ここからは、

 \(y=t^2-4t+1\) \((0\leq t \leq 3)\) の最大値・最小値を求めます。

 \(=(t-2)^2-4+1\)

 \(=(t-2)^2-3\)

頂点 \((2\), \(-3)\)

f:id:smohisano:20210803213847p:plain

グラフより、

\(t=2\) のとき最小値 \(-3\)
\(t=0\) のとき最大値 \(1\)

\(t=2\) より \(\log_2 x=t\) なので、

\(\log_2 x=2\)
\(\log_2 x=\log_2 4\)
 \(x=4\)

\(t=0\) より \(\log_2 x=t\) なので、

\(\log_2 x=0\)
\(\log_2 x=\log_2 1\)
 \(x=1\)

よって、

\(x=4\) のとき最小値 \(-3\)
\(x=1\) のとき最大値 \(1\)

おわりに

今回は対数関数の最大値・最小値の求め方についてでした!

さいごまで記事を読んでいただきありがとうございました!

数学は、時間をかけて勉強すれば誰でも成績を上げられます!

しかし、時間には限りがあります。

アプリや塾/家庭講師など自分に合ったサポートを取り入れることで、限りある時間を効率的に使うことができます。

自走して学習が進められる人
日々の悩みを解決できるコーチング面談や日々の学習計画を見直せるサポートがおすすめです。

自走して学習が進められない人
毎週講師による授業をしっかり受けて、宿題を設定してもらうサポートがおすすめです。

>>

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメントはお気軽に♪

コメントする

目次