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【積分法】『定積分の部分積分法』同形出現

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統計学を約10年間勉強してきました。
現在は、統計スキルを自身のキャリアに活用してきた方法をブログで発信しています。

  • 大学の研究テーマ「主成分分析を使った正しい評価方法」

  • 大学院の研究テーマ「階層的区間クラスタリング」

  • 統計検定2級所持

  • Kaggleのコンペに参加

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目次

部分積分法

今回は部分積分法を用いた計算問題です!

複雑な式の積分をする際には部分積分法が使える可能性が高いです!

\(\displaystyle\int_a^b f(x)g'(x)=\big[f(x)g(x)\big]_a^b-\int_a^b f'(x)g(x) dx\)

かなり感覚的ですが、積で表されていて、\(e^x\) や \(\sin x\) などの三角比が含まれている場合は部分積分法を用いる場合が多い印象です!

部分積分法(問題)

\(a\) は \(0\) でない定数とし、\(A=\displaystyle\int_0^{\pi} e^{-ax}\sin 2x dx\), \(B=\displaystyle\int_0^{\pi} e^{-ax}\cos 2x dx\) とする。このとき、\(A\), \(B\) の値をそれぞれ求めよ。

部分積分法(解説)

\(A=\displaystyle\int_0^{\pi} e^{-ax}\sin 2x dx\) について

\(f(x)=\sin 2x\)

\(f'(x)=2\cos 2x\)

\(g'(x)=e^{-ax}\)

\(g(x)=-\displaystyle\frac{1}{a} e^{-ax}\)

よって、

 \(A=\big[\sin 2x\cdot\displaystyle\frac{e^{-ax}}{-a}\big]_0^{\pi}-\int_0^{\pi} \displaystyle\frac{e^{-ax}}{-a}\cdot 2\cos 2x dx\)

\(=0+\displaystyle\frac{2}{a}\)\(\displaystyle\int_0^{\pi} e^{-ax}\cos 2x dx\)

\(=\displaystyle\frac{2}{a}\) \(B\) \(\cdots\) ①

\(B=\displaystyle\int_0^{\pi} e^{-ax}\cos 2x dx\) について

\(f(x)=\cos 2x\)

\(f'(x)=-2\sin 2x\)

\(g'(x)=e^{-ax}\)

\(g(x)=-\displaystyle\frac{1}{a} e^{-ax}\)

\(B=\big[\cos 2x\cdot\displaystyle\frac{e^{-ax}}{-a}\big]_0^{\pi}-\int_0^{\pi} \displaystyle\frac{e^{-ax}}{-a}\cdot (-2\sin 2x) dx\)

\(=\displaystyle\frac{e^{-a\pi}}{-a}+\frac{1}{a}-\displaystyle\frac{2}{a}\)\(\displaystyle\int_0^{\pi} e^{-ax}\sin 2x dx\)

\(=\displaystyle\frac{1}{a}(1-e^{-a\pi})-\displaystyle\frac{2}{a}\) \(A\) \(\cdots\) ②

①より \(B=\displaystyle\frac{a}{2}A\)

これを②に代入して、

\(\displaystyle\frac{a}{2}A=\frac{1}{a}(1-e^{-a\pi})-\frac{2}{a}A\)

\(\displaystyle\frac{a}{2}A+\frac{2}{a}A=\frac{1}{a}(1-e^{-a\pi})\)

\(\displaystyle{a^2+4}{2a}A=\frac{2}{2a}(1-e^{-a\pi})\)

\(A=\displaystyle\frac{2}{a^2+4}(1-e^{-a\pi})\)

\(B=\displaystyle\frac{a}{a^2+4}(1-e^{-a\pi})\)

おわりに

さいごまで読んでいただきありがとうございました!

このブログでは統計学を学びたい学生/社会人向けに記事を書いています。

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