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【微分】『三次間数』微分することによるグラフの描き方

目次

データアナリストへの道

少し数字に強い理系大学卒から駆け出しデータアナリストになるまでに、実際に読んだ50冊以上の本から厳選して、基本的な理論から実践的スキルまでを身につけられるようにデータ分析初学者向けにまとめました。>>記事を読む

微分法を用いたグラフの描き方

今回は三次関数のグラフを描く問題です!

f:id:smohisano:20210805165652p:plain

3次曲線とは、このように凹凸が2つ続くような曲線です。

この凹凸部分を求めるのがポイントになります。また、3次曲線を描くためには微分の基礎知識が必要となっており、高校数学の集大成であるといっても過言ではありません。把握しなければいけない定義や定理が複数存在しますので、確認しながら問題を解いていきましょう。

微分係数と導関数

導関数:微分した後の関数のこと
微分係数(接線の傾き):導関数の変数に値を代入して求められる値のこと

接線の方程式の問題はこちらをチェック

関数の増減と極大・極小

\(y=f(x)\) について

\(f'(x)>0\) ならば、\(f(x)\) はその区間で単調増加
\(f'(x)<0\) ならば、\(f(x)\) はその区間で単調減少
\(f'(x)=0\) ならば、\(f(x)\) はその区間で定数(凹凸部分)

微分法を用いたグラフの描き方(問題)

次の関数のグラフを描け。

 \(y=-x^3+6x^2-9x+2\)

答案の例

\(y=f(x)\) とおくと \(f'(x)=-3x^2+12x-9\)

\(f'(x)\) の正負により \(f(x)\) の増減を調べるので、\(f'(x)\) のグラフを描いてみる。

\(f'(x)=0\) とすると、

\(-3x^2+12x-9=0\)
\(x^2-4x+3=0\)
\((x-3)(x-1)=0\)
\(x=1\), \(3\)

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解説

\(y=f(x)\) とおくと \(f'(x)=-3x^2+12x-9\)

STEP1 \(f'(x)\) の正負により \(f(x)\) の増減を調べるので、\(f'(x)\) のグラフを描いてみます。

グラフの概形を書くと、

f:id:smohisano:20210805164317p:plain

※ 頂点の座標を知る必要はない。

STEP2 極値を求めます

\(f'(x)=0\) とすると、

\(-3x^2+12x-9=0\)
\(x^2-4x+3=0\)
\((x-3)(x-1)=0\)
\(x=1\), \(3\)

STEP3 増減表を書きます

f:id:smohisano:20210805164522p:plain

STEP4 極値を求めます

極値:点 \((1\), \(6)\), 点 \((3\), \(54)\) をうつ

f:id:smohisano:20210805165612p:plain

STEP5 増減表を見ながらグラフを描く

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おわりに

今回は、三次関数のグラフを描く問題でした。

三次関数のグラフを描くためには以下の単元を習得しておく必要があります。

・微分係数と導関数
・接線の方程式
・関数の増減と極大・極小

今回の問題が難しく感じた人は、これらの単元の習熟度が足りていない可能性が高いです。機械的にグラフを描くことは可能ですが、それだと応用問題に対応できません。しっかりと意味を理解してグラフを描けるようになりましょう。

さいごまで読んでいただきありがとうございました!

このブログは統計学を学びたい学生/社会人向けに記事を書いています。

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