メニュー
スマイルゼミ
カテゴリー
yu-to
オンライン家庭教師/ブログ運営
本ブログを運営しているyu-toと申します。

勉強は”孤独”です。
塾に行っていても、友達と勉強していても、最後はどれだけ孤独と戦えるかが重要です。

このブログでは、孤独と戦う受験生や社会人になってから学び直している人、子供に勉強を教えるお母さんお父さんに向けてなるべく途中式を飛ばさずに解説をまとめています。

少しでも助けになると幸いです。
LINE無料相談こちらをクリック

【軌跡】『弦の中点』放物線の弦の中点が作る図形

  • URLをコピーしました!

スタサプ高校・大学講座

14日間無料体験 >>

目次

弦の中点の軌跡

今回は放物線の弦の中点の軌跡を求める問題です!

軌跡問題は、言い換えると、

「ある条件を満たすように点を動かしていきその点を繋いだときにどんな図形を描くか」

を求める問題です。また、求める手順があるので、まずはその手順通りに進めることを意識しながら問題を解いてみましょう!

軌跡の問題の解法手順

解法

① 動点を見極める

② 動点を 点 \(P(x\), \(y)\) と置く

③ \(x\) と \(y\) を用いた方程式を立てる

① 動点を見極める
問題を読み、動く点がどこになるのかを見定めましょう。

② 動点を定めたら、点 \((x\), \(y)\) のように置きましょう。
※ 必ずしも、\(x\) と \(y\) と置かなければいけないわけではありません。問題によって臨機応変に置きましょう。

③ \(x\) と \(y\) を用いた方程式を立てる。
この方程式が、例えば \(y=4x+1\) のようになったら、軌跡が直線になりますし、\(x^2+y^2=4\) のようになったら、軌跡が円になります。

↓こちらの問題も頻出問題となっているのでチェックしてみてください。

あわせて読みたい
【軌跡】アポロニウスの円の例題とその解説  アポロニウスの円とは、ある条件によって描かれた図形のことです。 シンプルな条件からできるシンプルな図形、これが数学の美しさ by yu-to 【アポロニウスの円】...

弦の中点の軌跡(問題)

放物線 \(C\):\(y=x^2\) と直線 \(l\):\(y=y=m(x-1)\) は異なる \(2\) 点 \(A\), \(B\) で交わっている。

(1) 定数の \(m\) の値の範囲を求めよ。

(2) \(m\) の値が変化するとき、線分 \(AB\) の中点の軌跡を求めよ。

理系大学レベル別おすすめ数学テキスト
>>

答案の例

(1) 定数 \(m\) の値の範囲を求めよ。

放物線と直線は、異なる \(2\) 点で交わるので、

\(x^2=m(x-1)\)
\(x^2-mx+m=0\)

判別式を計算すると、

\(D=(-m)^2-4m\)
 \(=m^2-4m>0\)
 \(=m(m-4)>0\)
 \(m<0\), \(4<m\)

(2) \(m\) の値が変化するとき、線分 \(AB\) の中点の軌跡を求めよ。

中点を \(P(X\), \(Y)\) とおく。

中点は、\(y=m(x-1)\)

を通るので、\(X\), \(Y\) を代入する。

 \(Y=m(X-1)\) \(\cdots\) ①

ここで、

\(x^2=m(x-1)\)
\(x^2-mx+m=0\)

この二次方程式の解を \(\alpha\), \(\beta\) とおくと、解と係数の関係より、

\(\alpha+\beta=m\)

よって、中点の \(x\) 座標の \(X\) は、

\(X=\displaystyle\frac{\alpha+\beta}{2}=\frac{m}{2}\)
\(m=2X\) \(\cdots\) ②

となる。よって、① に代入すると、

\(Y=2X(X-1)\)
 \(=2X^2-2X\)

また、(1) の結果と ② の結果を踏まえると、

\(2X<0\), \(4<2X\)
\(X<0\), \(2<X\)

以上より、\(y=2x^2-2x\) の ( \(x<0,\) \(2<x\) ) の部分

解説

(1) 定数 \(m\) の値の範囲を求めよ。

放物線と直線は、異なる \(2\) 点で交わるので、

(放物線の式)=(直線)

で立式した方程式 \(x^3=m(x-1)\) の判別式 \(D\) において、\(D>0\) となる。

\(x^2=m(x-1)\)
\(x^2-mx+m=0\)

判別式を計算すると、

\(D=(-m)^2-4m\)
 \(=m^2-4m>0\)
 \(=m(m-4)>0\)
 \(m<0\), \(4<m\)

(2) \(m\) の値が変化するとき、線分 \(AB\) の中点の軌跡を求めよ。

中点を \(P(X\), \(Y)\) とおく。目標は、 \(X\) と \(Y\) を使った式を作ることである。中点は、

\(y=m(x-1)\)

を通るので、\(X\), \(Y\) を代入してみる。

\(Y=m(X-1)\) \(\cdots\) ①

このままだと、\(m\) が残っているので、完璧とはいえない。

\(m\) を \(X\) と \(Y\) を用いた式で表し、① に代入する。そこで、

\(x^2=m(x-1)\)
\(x^2-mx+m=0\)

この二次方程式の解を \(\alpha\), \(\beta\) とおくと、

解と係数の関係より、

\(\alpha+\beta=m\)

よって、中点の \(x\) 座標の \(X\) は、

\(X=\displaystyle\frac{\alpha+\beta}{2}=\frac{m}{2}\)
\(m=2X\) \(\cdots\) ②

となる。よって、① に代入すると、

\(Y=2X(X-1)\)
 \(=2X^2-2X\)

また、(1) の結果と ② の結果を踏まえると、

\(2X<0\), \(4<2X\)
\(X<0\), \(2<X\)

以上より、\(y=2x^2-2x\) の ( \(x<0,\) \(2<x\) ) の部分

おわりに

今回は放物線の弦の中点の軌跡の問題でした!

さいごまで記事を読んでいただきありがとうございました!

数学は、時間をかけて勉強すれば誰でも成績を上げられます!

しかし、時間には限りがあります。

アプリや塾/家庭講師など自分に合ったサポートを取り入れることで、限りある時間を効率的に使うことができます。

自走して学習が進められる人
日々の悩みを解決できるコーチング面談や日々の学習計画を見直せるサポートがおすすめです。

自走して学習が進められない人
毎週講師による授業をしっかり受けて、宿題を設定してもらうサポートがおすすめです。

>>

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメントはお気軽に♪

コメントする

目次